パッチラゴンサイクル 剣盾シーズン1
最終日1週間前から使って最終100位。TNあさひな
剣盾のソフトを買う前に組んだ構築なので対策が薄いポケモンも多いが基本的な考え方は間違ってないと思っている。
♦︎コンセプト
受け駒を2枚使って相手のダイマックスを切らせた後、こちらのダイマックスを通す。
♦︎構築経緯
攻めの相性が良く、ダイマックス適正のあるトゲキッスとバンギラスを採用。
↓
受けの駒としてドヒドイテ、アーマーガア、蓄電パッチラゴンを採用。
↓
つのドリル持ちのドリュウズ、剣舞持ちのミミッキュ、悪巧み持ちのサザンドラに簡単に崩されないようHB鬼祟ドラパルトを採用。
ダイマックス技は数値で受けるより交換を多用してタイプで受ける方が被害を少なくできるのでどの選出をしてもある程度タイプ受けが成立するように相性補完を強く意識して組んでいる。
♦︎個体解説
パッチラゴン@こだわりスカーフ
意地っ張り 蓄電
165-167(252+)-110-90(-)-99(68)-119(188)
でんげきくちばし 逆鱗 地震 火炎放射
Aはなるべく高く、Sはアイアントを抜けるまで振って特殊への受け出しが多いため余りはDに振った。電気弱点を多く採用することで、繰り出す機会を増やしている。
ドヒドイデ@黒いヘドロ
図太い 再生力
157(252)-×-224(252+)-73-162-56(4)
熱湯 毒々 黒い霧 自己再生
ダイマックスをしてもこのポケモンで止まる物理アタッカーは多い。技構成に関して、毒々はトーチカとの選択だが黒い霧は抜けない。
アーマーガア@オボンの実
腕白 ミラーアーマー
205(252)-107-172(252+)-×-106(4)-87
アイアンヘッド ボディプレス 鉄壁 羽休め
上位のドリュウズは砂かきが多く、ドラパルトでは相手しにくかったためこの型で採用した。オボンを持たせると後出しから鉄壁で受かる範囲が広がる。
ドラパルト@食べ残し
臆病 すり抜け
195(252)-×-127(252)-121(4)-95-178(+)
祟り目 竜星群 鬼火 身代わり
HBに振り切ることで鬼火が入ったドリュウズの地震を身代わりが耐える。Sはアイアント抜き。剣舞してくる物理アタッカーに鬼火を打ったり悪巧みで崩そうとするサザンドラを潰したりとサイクルをキープする上で欠かせなかった。
バンギラス@ラムの実
意地っ張り 砂起こし
184(68)-195(188+)-130-×-120-112(244)
ストーンエッジ 噛み砕く 馬鹿力 竜の舞
Hは特化キッスの+2ダイフェアリーをダイマックスで耐え(≒ダイフェアリーを素で耐え)。トゲキッスに出てきやすいヒートロトムやバンギラスに強い構成にした。Sに振ることでドラパルトがバンギラスと対面した時の比較的安定した引き先になる。
トゲキッス@弱点保険
臆病 天の恵み
191(244)-×-115-144(28)-135-143(236+)
Hは16n-1、Sは+1でドラパルト抜き、余りC。バンギラスに強い格闘に強い。相手にダイマックスを切らせた後なら単体で形成逆転を狙える力がある。
♦︎感想
実際はダイマックスを受け切ることは難しく、相手のダイマックス権とこちらの受けの駒1枚を交換する展開が多かった。だが、それでも後からダイマックスを切った方が相手の選択肢を大幅に削ぐことができるため強い作戦であることは間違いないと思った。
今後もダイマックスターンの価値に焦点を当てて構築を考えていきたい。
スペシャルサンクス
レンタルパーティを作ってくれたタニタ
構築を使って意見をくれたキャノン
ゲコランドリザとんぼサイクル
初めましてあさひなです。私がS9で使用したパーティを紹介したいと思います。
7世代で初めて組んだパーティなので至らぬ点も多いと思いますが大目に見てください。
並びは以下の通り。
以下常体。
【構築経緯】
初シーズンということもあり、右も左もわからない状況だったが、7世代はサイクルを回すパーティが強いというのは聞いていたのでそれをヒントに組んだ。
まずサイクルを回すパーティと戦うためには自分もサイクルを回す必要があると思い、どうやって有利にサイクルを進めるか考えたところ、とんぼ返りなどの交代技で択を消しつつ常に安定して対面を有利に保ち、圧力の高い駒で制圧するという考えに至る。
そこで、で水や草以外の殆どのポケモンに有利対面をつくってとんぼ返りを押せることに気付き、ここから構築をスタート。水草に対して強く、尚且つ強力な圧力をかけられるを加えてこれらを軸とした。次に、で崩せないや入りと戦う為に地震持ちのを採用。次に、ここまでに無抵抗なのでその取り巻きにも強い毒羽を採用。最後にここまでで重めなに強く、展開系の構築に投げていく駒として呪い持ちのABを採用。
【個体解説】
ゲッコウガ@スカーフ 変幻自在 寂しがり
実数値147-161-78-124-91-174
努力値0-252-0-4-0-252
ダストシュート/岩雪崩/とんぼ返り/冷凍ビーム
初手に投げやすく、とんぼ返りを自然に採用できるスカーフ型。
物理技より特殊技に繰り出すことのほうが多く、またやんちゃの場合、ダストシュートを外したときカプ・コケコC252EF10万ボルトが93.8~110.8%(68.7%で落ちる)であることから寂しがり。
ランドロス@混乱実 腕白
実数値196-165-156-×-101-109
努力値252-0-252-0-4-0
地震/岩石封じ/とんぼ返り/ビルドアップ
ミミッキュに後出しから行動するためHB振り切り。
初手でゲッコウガが不利をとったときにとんぼ返りから繰り出していくクッション。
とんぼ返りでサイクルを回しやすくするのは勿論、ビルドアップを持たせることで詰め筋にもなり得、ボーマンダ耐性も手に入る。この並びならビルドアップ一択だと思っている。
メガ前実数値153-×-99-161-105-167
メガ後実数値153-×99-211-135-167
努力値0-0-4-252-0-252
受け出すこともほとんどなく、耐久に割く必要がないのと相手のリザードンYに対してなるべく上から殴りたいので臆病CS。
上記の2体に出てきた水にソーラービームを打ちたいのでこの技は確定。バシャーモ入りにもゲッコウガランドロスリザードンを選出したいのでエアスラッシュ。
とんぼ返りから有利対面をつくり、高火力を押し付けていく。
メガ前実数値183-163-151-×-110-90
メガ後実数値183-173-171-×-131-173
努力値220-60-4-0-4-220
H-B A216地震を確定耐え
H-D C222シャドーボールを確定耐え
メガゲンガーを見ても出せるようにと耐久に振ったが、逆に地震で落とせなくなってしまった残念なメタグロス。調整は検討の余地あり。
地震はヒードランや削れたギルガルドなどに打つため。雷パンチは後述のカプ・コケコとあわせてドヒドイテやエアームド絡みのサイクルを崩すために採用したが択になるのでもうすこし上手いシステムを考える必要がある。
カプ・コケコ@電気Z 臆病
実数値173-×-105-116-106-192
努力値220-0-0-4-84-196
10万ボルト/毒々/身代わり/羽休め
H-D C172トライアタックが43.3~50.8% 乱数2発(3.1%)
D>B
S最速ゲッコウガ抜き
ポリゴン2入りを意識した型。不意打ちが半減なので多少削られてもクチートの不意圏内に入らないのが偉い。
身代わりは毒々とのシナジー、Z透かし択を牽制できることから採用。
実数値155-143-118-x-126-118
努力値196-156-140-x-4-12
じゃれつく/影打ち/剣舞/呪い
言わずと知れたABミミッキュ。主に壁展開やバトンを勝ち筋にしたパーティに投げていく。便利なポケモンだが、今時ミミッキュの処理を疎かにする構築などまずないので役割を絞ってやることが大事だと思う。
【選出・立ち回り】
基本選出
残数不利にならないよう、とんぼ返りで逃げながら2体で水や草、鋼などリザードンが崩しの起点にできるような駒が出てくるまでサイクルをまわし続ける。リザードンで相手の1体をもっていけたら3体で詰める。
前のめりなパーティにはほとんどこれで勝てる。
vs受け回し@1(大体ランドロス)
EF雷パンチで崩していく。初心者なのでこれで勝てるだろうと思っていたがずっと以前からある並びらしく、グライオンやラッキーに雷パンチを打ってもエアームドが出てこなかったりした。勝ちきれなかった原因でもある。
vs壁展開、バトン (相手の初手展開要員に強い駒)@1
エースが出てくるまでミミッキュの皮を温存し、呪いかZで止める。
1812から使用し、35-10
最高2111
余談
このパーティを使用する前はQRで130戦ほどアバレていた。この時が一番楽しかった。QRはいいシステムだと思う。